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立川昭和記念公園|チューリップとネモフィラが織りなす春の色彩

平日の午後、立川の昭和記念公園へ足を向けた。小学生以来の訪問で、改めてその広さに驚く。チューリップが見頃という話を聞いて、のんびりと散歩がてら出かけてみた。広大な敷地を歩いていると、都心にいることを忘れてしまう。

📷 Canon EOS R7|24mm|f/8.0|1/400s|ISO 200

ツツジの植え込みに近づくと、濃い赤の中に白い花がぽつりぽつりと咲いている。この対比が美しくて、しばらく眺めていた。赤一色だと単調になりがちだが、白が入ることで画面が引き締まる。計算された植栽の妙だ。

📷 Canon EOS R7|18mm|f/8.0|1/400s|ISO 100

芝生の大斜面を見上げると、一本の木が空に向かって伸びている。広角で空を大きく入れて撮ると、この公園のスケール感が伝わる。建物も低く抑えられていて、空の広さを邪魔しない。都内でこれだけの開放感を味わえる場所は貴重。

📷 Canon EOS R7|18mm|f/6.3|1/1000s|ISO 125

ネモフィラの丘は圧巻だった。空の青と花の青が同じ色で、境界線が曖昧になる。平日でもかなりの人出で、皆思い思いに写真を撮っていた。この青い絨毯の中に立つと、現実感が薄れてくる。

📷 Canon EOS R7|24mm|f/7.1|1/500s|ISO 125

大きな木立の下に、ピンクのチューリップがびっしりと咲き揃っていた。手前の花にピントを合わせて、奥の人物をぼかすと、花畑の中でゆっくり過ごす午後の空気感が写る。ベンチに座るカップルの姿が、この場所の穏やかさを物語っている。

📷 Canon EOS R7|60mm|f/3.2|1/800s|ISO 100

日本庭園に入ると、喧騒がふっと消えた。ボタンの薄紫の大輪が、新緑の中で静かに咲いている。背景をぼかして、一輪だけを浮かび上がらせる。

📷 Canon EOS R7|60mm|f/3.2|1/800s|ISO 320

もう一輪、別の角度からボタンを撮る。花びらの重なりが美しく、光の当たり方で色の濃淡が変わる。

📷 Canon EOS R7|60mm|f/3.5|1/1000s|ISO 100

菜の花畑では、黄色い花の中でカメラを構える人の姿が絵になっていた。

📷 Canon EOS R7|60mm|f/3.5|1/1000s|ISO 100

菜の花に止まった虫をよく見ると、ミツバチが蜜を集めていた。花と昆虫の関係は、春の庭園に欠かせない要素だ。背景をきれいにぼかして、小さな生命の営みを切り取る。広すぎて一日では全部回りきれなかったが、それがまたいい。

近いからいつでも行けると思って、気がつけば何十年も足が遠のいていた。でも久しぶりに訪れてみると、季節ごとに表情を変える花たち、手入れの行き届いた芝生、のんびりと時間を過ごす人々——当たり前のようにそこにある豊かさに、改めて気づかされた。

次は夏の緑、あるいは秋の銀杏。また来る理由は、いくらでもある。

この日の撮影は Canon EOS R7 を使用。レンズは風景の撮り歩きに RF-S 18-150mm F3.5-6.3 IS STM、花のクローズアップには久しぶりに引っ張り出した EF-S 60mm F2.8 MACRO USM の2本体制。マクロレンズは随分と使っていなかったのですが、ボタンや菜の花、小さなミツバチを撮ってみると、やはりこの描写力はいい感じ。古いレンズでも、いい仕事をしてくれるものです。

Equipment
Canon Canon EOS R7
RF-S 18-150mm F3.5-6.3 IS STM
EF-S 60mm F2.8 MACRO USM

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